時をつなぎ、人をつなぎ、110年

創業者 東條卯作

創業者 東條卯作が東京・麹町に写真館を構えたのは今から110年前、1912年(明治45年)のこと。110年という時間は、34億6896万秒という一瞬の降り積もったもの。創業以来、東條會舘の写真師たちは、個人の、そして家族の人生の唯一の目撃者として、カメラのレンズの向こう側から幸せな瞬間を見つめ続けてきました。長い歴史の中で、みなさまの残しておきたい特別な瞬間に立ち会えたことを幸せに思います。

110年の間に世の中は大きく変わりました。110年前、写真は薬剤を塗布したガラス板に撮影するのが一般的でした。110年前、きものは普段着としても晴れ着としても広い世代に日常的に用いられていました。110年前、フランス料理は宮中で正式な晩餐に定められている特別なものでした。

今、みなさまの思い出つくりをお手伝いしているのは、写真館「Tojo Photo Studio」、トータルビューティー・サロン「Maison de Beaute」、フレンチ・レストラン「ARGO」。時代が変わっても、東條會舘の願いに変わりはありません。それは、幸せな瞬間をつくること。そして、その二度と同じ形では訪れることのない一瞬を捉え、留めること。その為に、手間隙を惜しまずに、一つ一つの作業に想いを込めています。それが、時を経ても残る、人と人のつながりになると信じているからです。

次の110年後は2132年。世の中はどのようになっているでしょうか。様々な変化が訪れたとしても、みなさまの尊い時間がこれからの110年にも降り積もっていくことを心より願っております。

株式会社 東條會舘 社員一同

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